東北地方太平洋沖地震、日本の今を、一貫した視覚言語で発信します。
震源と各地の震度 2011年3月11日 14:46-
- 出典・補足
- 気象庁発表の『震度データベース検索』から「全国いずれかの地点での有感地震検索」の平成23年(2011年)3月11日14時46分 — 平成24年(2012年)4月30日0時02分のデータを使用。
- 気象庁地震火山部発表の『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(平成23年3月11日14時〜)震度4以上の最大震度別地震回数表(本震を含む)』に倣い、「震度≧4」のデータを使用。
- 気象庁発表の『緊急地震速報や震度速報で用いる区域等の名称(平成23年10月11日現在)』のそれぞれの区域等の中心点に、最大震度を記載。
- M 9.0は、CMT解析によるモーメントマグニチュード9.0を表しています。
- 震度:気象庁震度階級。日本において「地震の揺れの大きさ」を表す指標です。10階級(震度0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7)により構成。計測震度計によって観測され、気象庁から発表されています。
- グラフは「屋内のほとんどの人が揺れを感じる」とされる震度3から記載。
- 参考サイト「震度について」「計測震度の算出方法」。
本震による全国各地の津波の高さ 2011年3月11日 2011年6月3日 時点
- *1 沖合のグラフは、GPS波浪計で観測した値のため、一般に沿岸での値より低くなります。
- 出典・補足
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- 気象庁発表の『各地の検潮所で観測した津波の観測値(平成23年3月13日18時05分発表)』を使用。津波計欠測部分については、気象庁発表の『現地調査による津波観測点付近の津波の高さについて(平成23年4月5日発表)』を使用。
- GPS波浪計の位置情報は、国土交通省港湾局全国港湾海洋波浪情報網リアルタイムナウファス『波浪観測地点一覧(平成23年4月28日作成)』を使用。
- 下記イラストは、気象庁発表の『検潮所における津波の高さと浸水深、痕跡高、遡上高の関係』をもとに作成。
- 数値は、最大波。
- 十勝港、苫小牧東港、石巻市鮎川、相馬は、検潮所が津波被害を受け、記録の断絶があったため、「~m以上」と記載しています。実際には、より高い津波が到達していたものと予想されています。
- 八戸、宮古、釜石、大船渡は、観測地点の施設が被害を受ける等により、津波の観測が欠測となったことで、津波の痕跡等から推定した津波の高さとなります。
- グラフは各検潮所の地点が分かりやすくなるよう、左に45度傾けています。
- 気象庁の発表に従って更新します。
福島第一原子力発電所周辺
- 出典・補足
- 文部科学省発表の『東京電力株式会社福島第1原子力発電所20km圏内の測定結果(空間線量率)』、『モニタリングカーを用いた固定測定点における空間線量率の測定結果』を使用。文部科学省の発表に従って更新。
- グラフは測定場所が分かりやすくなるよう、右に45度傾けています。
日本各地、世界の主要都市の放射線量
(日本のみ)
- 出典・補足
- 文部科学省発表の『都道府県別環境放射能水準調査結果』を使用。文部科学省の発表に従って更新。
- 世界の都市は以下のウェブサイトのデータを使用。小数点第3位以下を四捨五入。
北京:『近期北京市辐射环境质量信息』 (2011年7月7日のデータ。1Gy/h=0.8Sv/hで換算)
カナダ・トロント:『Health Canada's Radiation Monitoring Data』 (2011年7月1日~7日の平均値。μSv/dayをμSv/hに換算)
香港:『Ambient Gamma Radiation Level in Hong Kong』 (KING’S PARKの2011年7月7日のデータ)
パリ:『IRSN - Surveillance de la radioactivité de l'air en France - Données du réseau Téléray』 (PARISの2011年7月8日 7:55のデータ) - グラフは都市の地点が分かりやすくなるよう、右に45度傾けています。
世界の主要都市と高自然放射線地域
- 出典・補足
- 以下のウェブサイトのデータを使用。小数点第3位以下を四捨五入。
カナダ・トロント:『Health Canada's Radiation Monitoring Data』 (2011年7月1日~7日の平均値。μSv/dayをμSv/hに換算)
ブラジル・ガラパリ:『ブラジルの高自然放射線地域における住民の健康調査 (09-02-07-03) - ATOMICA -』 (ATOMICAの1998年5月更新の文献から。5.5mGy/年を1Gy/h=0.8Sv/hで換算。地球上には高自然放射線地域というものがあり、その一例として掲載)
パリ:『IRSN - Surveillance de la radioactivité de l'air en France - Données du réseau Téléray』 (PARISの2011年7/8 7:55のデータ)
インド・ケララ州:『インドの高自然放射線地域における住民の健康調査 (09-02-07-02) - ATOMICA -』 (ATOMICAの 1998年5月更新の文献から。3.8mGy/年を1Gy/h=0.8Sv/hで換算。地球上には高自然放射線地域というものがあり、その一例として掲載)
香港:『Ambient Gamma Radiation Level in Hong Kong』 (KING’S PARKの2011年7月7日のデータ)
北京:『近期北京市辐射环境质量信息』 (2011年7月7日のデータ。1Gy/h=0.8Sv/hで換算)
東京:『環境放射能水準調査結果(Reading of environmental radioactivity level by prefecture)』 (2011年7月7日0時から9時までのデータを加算し、1時間あたりの平均値に換算)
オーストラリア・エンガディン:『ANSTO | Radiation monitoring』 (2011年7月8日 11:00のデータ。1Gy/h=0.8Sv/hで換算) - グラフは都市/州の地点が分かりやすくなるよう、右に45度傾けています。
- 以下のウェブサイトのデータを使用。小数点第3位以下を四捨五入。
年
月
日の
「使用電力」と「ピーク時電力供給力」(東京電力エリア) 更新:
年
月
日
時
分
- 出典・補足
- 東京電力発表の『電力の使用状況グラフ(東京電力サービスエリア内)』、『過去の電力使用実績データのダウンロード』を使用。
- 表内の横軸は、1時間平均の電力需要を表示(たとえば「13:00」の数値は、13:00〜14:00まの電力需要の平均値)。
- 「ピーク時電力供給力」は、電力需給状況により変動する場合があります。
- 土日祝日における「ピーク時電力供給力」については、原則として前日に想定した数値を掲載。
2011年3月22日以降の
「最大使用電力」と「ピーク時電力供給力」(東京電力エリア) 更新:
年
月
日
時
分
- 出典・補足
- 2011年6月28日以降のグラフは、東京電力発表の『電力の使用状況グラフ(東京電力サービスエリア内)』を使用。
- 2011年6月28日以前のグラフは、Yahoo!JAPAN発表の『Yahoo!デベロッパーネットワーク - 震災関連情報 - 電気予報API』を使用。
- 「ピーク時電力供給力」は、電力需給状況により変動する場合があります。
- 土日祝日における「ピーク時電力供給力」ならびに「最大電力使用量(予測値)」については、原則として、前日に想定した数値を掲載。
昨年と今年の各日「最大使用電力」(東京電力エリア) 更新:
年
月
日
時
分
- 出典・補足
- 東京電力発表の『電力の使用状況グラフ(東京電力サービスエリア内)』、『過去の電力使用実績データのダウンロード』を使用。
- 表内の時台は、1時間平均の電力需要を表示したものです(たとえば「0:00」の数値は、0:00 ~1:00の電力需要の平均値となります)。
- 「ピーク時電力供給力」は、電力需給状況により変動する場合があります。
- 土日祝日における「ピーク時電力供給力」ならびに
「最大電力使用量(予測値)」については、原則として、前日に想定した数値を掲載。
計画停電について
現在、計画停電は実施されていません。
北海道電力/東北電力/東京電力/北陸電力/中部電力/関西電力/中国電力/四国電力/九州電力/沖縄電力
- コンセプト
基本姿勢
- 1. 演出しない。
- 2. 主張しない。
- 3. 世界の人々にとって、わかりやすい表現を行う。
- 4. 可能な限りの正確さを守る。
- メッセージ
東日本大震災の犠牲となった方々に心より哀悼の意を表します。
南北五百キロに及ぶ市街の面的な喪失は想像を絶するものですが、
この巨大な被災を乗り越えて、被災地の復興の中に、
日本と世界の未来を同時に見いだすことができればと期待します。一方、この震災は、放射能汚染という未曾有の危機を日本にもたらしています。
原発事故の事後処理という物理的な問題もさることながら、放射能に汚染された日本という負のイメージを、
すくなくとも現代科学による理性の範囲で、その現状を客観的に世界に示し、
イメージの被災による産業のダメージを軽減させていくことが復興の第一歩として必要です。日本デザインセンターは「311 SCALE」という名称で、東日本大震災のデータの可視化を始めます。
地震や津波はいかなる規模で襲ってきたか、
原発事故現場を中心に各地の放射線量はいかなる状況であるか、などについて、
演出しない/主張しない/世界の人々に分かりやすく/可能な限り正確に、
という姿勢でグラフを作成していきます。
完全にニュートラルな数値の可視化というのは難しいものです。グラフは数値を明快に可視化したものですが、
数値の特性が効率よく表現されることの裏側には、意識の誘導が自動的に生まれてしまいます。
客観的であるはずのグラフは、かたちがもたらすイメージの派生によって、
解釈の傾向にバイアスをかけてしまうからです。
私たちがつくるグラフも例外ではありませんが、できるかぎり冗長な表現や解説的な視点を避け、
客観的に現在の日本を観察できるよう留意していきます。
どうぞここから冷静に日本をご覧ください。
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